中古カメラってどう？コスパ最強で初心者におすすめ！

「カメラが欲しいけど新品は高い」
「初心者でも中古カメラって購入できるの？」
「ネットでは中古カメラは危ないからやめておけと言われるから不安」
そんな方に向けて書いています。

カメラに詳しくない初心者の方は特に中古カメラの購入は不安ですよね。私も中古カメラを購入する前は、綺麗な写真＝高いカメラでないと撮れないと思っていました。

しかし決してそんなことはなく、中古のカメラでも十分綺麗な写真が撮れます。むしろ今の中古カメラには十分すぎる機能が備わっています。本当に撮りたいもの、撮るべきものを意識してカメラの設定を行えば、それ以上の機能は不要です。

よって結論から、中古カメラは初心者の方でも買っていいです。コスパ最強すぎるモデルもあるので最初の1台としても非常におすすめします。ただし中古カメラを購入するのであれば信頼のおける大手中古カメラショップにしてください。

私は普段使いにSONY NEX-6を使っていますが、中古で3万円（レンズ込み）でした。この値段で綺麗な写真が撮れるのか不安でしたが、想像以上の機能に驚いています。今では本当に買ってよかったと思っています。

新品一眼カメラの相場

新品で一眼カメラを購入すると、相場はおおむね以下の通りです。

プロ仕様機：30万〜

中級機：10万〜29万

エントリー機：7〜10万

このようにカメラは非常に高額です。これからカメラを始めてみたいと思っても、エントリー機ですら7万円前後からの価格帯となっています。

これからカメラを始めたいと思っている方はもっと気軽に始められたらいいと思いますよね。

そこで中古カメラも有力な選択肢になってくるわけです。

中古カメラはどれくらいで買えるのか

カメラを始めようと思っても安くて7万円程度かかります。しかし中古であればそこそこの機能を持ったカメラを5万円以下くらいで購入することができます。この5万円という価格帯が中古カメラの一つのボーダーラインになると思います。

私が3万円（レンズ込み）で購入したSONY NEX-6の発売開始時点の実売価格は、本体のみが8万円前後、パワーズームレンズキットが9万円台、ダブルズームレンズキットは11万円台でした。当時で見れば中級機に位置づけられるモデルも今の中古市場ではここまで値段が下がっています。

中古カメラでも綺麗な写真は撮れます

中古カメラを購入する時に心配になるのは、中古カメラでも綺麗な写真が撮れるのか、ということです。心配になるのも分かりますが、極端に安すぎない限りはそんなに変わりません。そして価格が安いからといって写真が下手になるということは絶対にないです。

中古カメラの性能を考える前にプロ仕様機はなぜ高いのかを考えてみます。それは撮影に失敗しない機能が備わっているからです。

撮影に失敗しない機能とは

高速連写
超高画素
瞳AF
ダブルスロット
UH S-2SDカード対応

などです。

これからカメラを始める方や、普段使いで写真を撮るときにこのような機能が必要でしょうか。私は必要ないですし中古カメラの機能で十分です。中古カメラであっても昔はプロも使用していたカメラだってあります。

また「高画質な写真を撮りたい」とよく言われますが、初心者の方が勘違いしてしまうのは高画素＝画質がいいという思い込みです。無関係とまでは言いませんが、〇〇画素だから画質がいいというのは間違っています。いくら高画素のカメラで撮影しても写真を見る端末がその画素数を表示できるものでなければ綺麗には見えないのです。

▼画質について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
>>一眼レフ基礎知識｜一眼レフの画素数ってどれくらい必要？たったそれだけでいいの？

中古カメラのメリット

中古カメラのメリットを見ていきましょう。

本格的な一眼レフが手に入る

中古カメラといっても幅広いですが、いわば数年前の型落ちモデルです。当時はプロが使用していたモデルでも今は中古カメラとして販売されています。写真を撮る被写体にもよりますが、数年前の中古であっても初心者の方が楽しむだけの十分なスペックは備えています。むしろ最近のカメラは機能がどんどん追加されていっていますので、オーバースペックにならないようにしたいですね。

コスパがいい

中古カメラは最高にコスパがいいです。発売当時は数十万円したモデルも今は数万円の価格に落ちている場合もあります。

生産中止のカメラを購入できる

すでにメーカーでは生産していないカメラを手にすることができます。新製品の発売スピードは非常に早く、古い型式は生産中止となってしまうことが多々あります。中古市場であれば生産中止になってしまったカメラも手に入れることができます。

中古カメラのデメリット

中古カメラのデメリットを見ていきましょう。

欲しいモデルがあるとは限らない

中古市場では当たり前の話ですが、中古カメラにおいても欲しいモデルが手に入るとは限りません。

点検が十分でない場合がある

カメラの取り扱いや保管には専門的な知識が必要です。個人や小店舗で取り扱っているカメラは品質が担保されていない可能性があります。安いからといって初心者の方がそのようなカメラを購入することはおすすめしません。初心者の方が中古カメラを購入する場合は、大手の販売店から購入するようにしましょう。

保証がない場合がある

新品に比べてメーカー保証が短くなっています。また製造から日が経っているものはメーカー保証はありません。

中古カメラ購入時の注意点

中古カメラを購入する際には以下を確認するようにしましょう。

ボディの傷

ボディ自体の傷が直接画質に影響することはありませんが、通常であれば多くのユーザーが大切に扱います。傷が多いということは元のユーザーが大切に使用していなかった可能性が高いです。実際に目で見て確認するのが一番ですが、インターネットで購入する場合でも写真の隅々まで確認しましょう。

シャッター回数

カメラには使用限界シャッター回数があります。その回数を超えてすぐに壊れるわけではありませんが、シャッターは機械式なのでいつ壊れてもおかしくありません。限界シャッター回数はプロ仕様機で30～40万回程度、中級機で15～20万回、エントリー機で5～10万回程度と言われています。中古販売でもシャッター回数を表示してくれる場合もありますが、記載がなければ問い合わせてみることをおすすめします。