この記事ではConoHa WINGでWordPressをインストールする方法を画像付きで詳しく紹介します。
WordPressをインストールするのは昔に比べてとても簡単になっていますので、一つひとつ手順を踏んでいけば初心者の方でもすぐにブログが開設できます。
WordPressをインストールしてブログを始めるのに必要な作業
WordPressをインストールしてブログを始めるには以下の4つの作業が必要です。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
- WordPressのインストール
- WordPressの初期設定
具体的な手順は後ほど紹介しますので、まずは基本的な知識をおさえましょう。
レンタルサーバーの役割
レンタルサーバーを契約する前にサーバーの役割を簡単に理解しましょう。
サーバーはウェブサイトを保管し表示するコンピューターのこと
サーバーはインターネット上でウェブサイトを保管し、PCやスマホからの検索リクエストに応じて情報を表示するコンピュータです。少し難しいのでサーバーを図書館に例えると分かりやすいです。
サーバーとは、図書館のように図書(ウェブサイト)を保管し、必要に応じて図書(ウェブサイト)を出庫するシステムのことを言います。
個人ブログを運用するためにはレンタルサーバーが必要
個人ブログを運用するためには保管場所であるサーバーを自分で構築するか、企業が運営するサーバーをレンタルするしかありません。サーバーを構築するのは専門知識や徹底した管理が必要なので、通常は企業が運営するサーバーをレンタルします。
レンタルサーバーを契約した場合、個人が作成したブログはレンタルサーバーに保管されます。閲覧者はレンタルサーバーに訪問することで読みたいページをリクエストしています。
独自ドメインの役割
ドメインはインターネット上に多数存在するサーバーからあなたのブログを特定するための識別名です。作成したブログはレンタルサーバーに保管されることになりますがそのままでは世界中にあるサーバーからあなたのブログを見つけてもらうことはできません。
https//www.○○○○.com
そこでブログにドメインと呼ばれる識別名を与えてあげることで、あなたのブログがどのサーバーに保管されているのか知らせることができます。このようにドメインはあなたのブログの場所を教える固有名称なのです。そのためドメインはインターネット上の住所とも言われています。
ブログを立ち上げるときには好きなようにドメインを指定できるので、これを独自ドメインといいます。
独自ドメインは年間1,000円ほどの管理費がかかりますが、レンタルサーバーを契約すると無料で独自ドメインをプレゼントしてくれることもあります。ConoHa WINGは独自ドメインが2つ無料、エックスサーバーは独自ドメインが1つ無料です。
WordPressの役割
レンタルサーバーと独自ドメインを取得したらブログを書くことができます。ブログを書くにはウェブサイトを作成するために開発されたプログラミング言語のHTMLやCSSを使用します。
しかしHTMLやCSSの知識がなくても簡単にブログを作れるソフトウェアがあります。それがWordPressというソフトウェアで無料で使用できます。WordPressを使えばMicrosoft WordやGoogleドキュメントを使う感覚で簡単にブログが作成できます。
個人で有料ブログを運用するのであればWordPress以外の選択肢はありません。
ブログの運営にかかる費用
ブログの運営には以下の費用がかかります。
- レンタルサーバー:月間1,000ほど
- 独自ドメイン:年間1,000円ほど
- WordPress:無料
レンタルサーバーと独自ドメインだけ毎月のランニングコストが発生します。ただしレンタルサーバーで人気が高い、ConoHa WINGやエックスサーバーであれば独自ドメインが永年無料で使えます。
レンタルサーバーはConoHa WINGがおすすめ
実際にレンタルサーバーを選ぼうとすると数多く種類が存在するのでどれを選んだらいいのか迷ってしまいます。しかし、どのレンタルサーバーを選ぶかはブログ運営にとって非常に大事な選択です。
レンタルサーバーごとに性能や機能、ページ表示速度、セキュリティが異なります。それらはSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)に関わってきます。レンタルサーバーを選ぶうえではそれぞれの機能をしっかりと評価した上で選択する必要があります。
そうは言ってもこれからブログを始める方にとって、いきなりレンタルサーバーを選ぶことは簡単なことではありません。そこで私はConoHa WINGをおすすめしています。
>>迷ったらConoHa WINGにしよう|メリット・デメリットを解説
ConoHa WINGであれば、ブログの開設に必要な工程をまとめて行うことができます。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
- WordPressのインストール
- WordPressの初期設定
私は初心者のころWordPressの構築を一から全て自分でやったことがありますが、かなり大変でした。今はConoHa WINGで全ての作業が簡単にできるので、効率よくブログを開設できます。
▼公式HPConoHa WING
ConoHa WINGでWordPressをインストールしよう
いよいよConoHa WINGでWordPressを始めてみましょう。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
- WordPressのインストール(←ここまで一気にすすめましょう)
- WordPressの初期設定
公式HPからレンタルサーバー申し込みをクリック
ConoHa WING 公式HPから「今すぐお申し込み」をクリックします。「初めてご利用の方」フォームで
- メールアドレス
- パスワード
を入力します。
①料金タイプを選択します。
- WINGパック(←おすすめ)
- 通常料金
料金タイプはWINGパックがおすすめです。
通常料金はサーバーを使った分だけ料金が発生するプランです(1時間2円~、上限設定あり)。サーバーを使わなければ使用料は安いですが、ブログを運営するにあたってはかなりの時間サーバーを使用するので、通常料金は結果的にWINGパックより高くなってしまいます。
②料金プランを選択します。
- ベーシック(←おすすめ)
- スタンダード
- プレミアム
から選べますが初めての方はベーシックプランがおすすめです。
WINGパックは契約期間が長ければ長いほどお得になる料金設定です。最低利用期間は3ヵ月からになっていますが、3ヵ月足らずでブログの成果を出すことは不可能なので最低1年は必要です。
③初期ドメインとサーバー名を入力
ここで入力する初期ドメインはブログの独自ドメインとは別物です。ひとまず分かりやすい文字列を入れておけば大丈夫です。
サーバー名は普段使用することはないのでデフォルトのまま変更する必要はありません。
WordPressかんたんセットアップ
画面の下にスクロールするとWordPressかんたんセットアップという項目がありますので「利用する」を選択しましょう。
WordPressかんたんセットアップではブログの開設に必要な工程をまとめて行うことができます。
- レンタルサーバーの取得
- 独自ドメインの取得
- WordPressの導入
- WordPressのテーマ導入
続いてはサイト名を登録します。サイト名は後からでも変更可能なのでここでは仮のサイト名を入力すれば大丈夫です。
ブログのURLとなる独自ドメインを設定します。WINGパックでは独自ドメインが2つ無料でプレゼントされます(人気の「.com」も利用できます)。通常では年間1,000円ほどの維持費がかかる独自ドメインが永年無料の嬉しいサービスです。
ユーザー名とパスワードはWordPressの管理画面にアクセスするために必要です。忘れないようにメモを残しておきましょう。
最後にWordPressのテーマを決めます。WordPressのテーマとはブログのデザインや機能をつかさどるファイル群のことで、テーマによってブログに個性を出すことができます。
WordPressでは有料テーマと呼ばれるテーマがいくつかあり、WINGパックでは有料テーマを割引価格で購入することができます。なるべく予算をかけずに始めたい人は無料テーマのCocoonで十分です。私もCocoonを使って当ブログを書いています。
続いてお客様情報の登録画面に進むので、必要事項を入力して下さい。
続いてスマートフォンのショートメッセージ認証か電話番号認証で本人確認をします。
最後にレンタルサーバーの支払い情報を入力します。
WordPressの初期設定
それではブログの開設工程の最後の手順を説明してきます。
- レンタルサーバーの契約
- 独自ドメインの取得
- WordPressのインストール
- WordPressの初期設定(←最後のステップです)
決済情報を全て入力するとWordPressのURLとデータベース情報が表示されます。とても重要なので必ず控えるようにしましょう。WordPressのURLはすぐにお気に入り登録することをおすすめします。
WordPress管理画面にアクセスする
WordPressかんたんセットアップで設定したユーザー名とパスワードでWordPressの管理画面にアクセスします。
ログインすると最初に出てくるページがWordPressのダッシュボードです。この画面でWordPressの設定を行います。
パーマリンクの設定
パーマリンクとは独自ドメインの後ろにつくURLのことで、ブログの各ページを指します。
https//www.○○○○.com/△△△△△△
WordPressではパーマリンクを自由に設定できますが、パーマリンクは一度設定をしたら基本的には変更しません。パーマリンクを変更してしまうと、それまでに受けたSEO評価がゼロリセットされてしまうからです。
デフォルトでは投稿日に設定されているので変更してあげましょう。
【おすすめの設定方法】
- [設定]をクリック
- [パーマリンクの設定]をクリック
- カスタム構造のボタンをクリック
- 利用可能なタグから「/%postname%/」を選択
- 利用可能なタグから「%post_id%/」を選択
そうするとパーマリンクの設定は
https//www.koh-1111.com/%postname%/%post_id%/
になります。
この設定を行うと記事を作成する際に好きな文字列を設定することができます。また他の記事とパーマリンクが重複しないようにランダムにIDを振り分けてくれます。
注意としてはパーマリンクに日本語を使用してはいけません。
テーマの設定
[外観]→[テーマ]でWordPressのデザインや仕様を設定します。テーマによってWordPressで編集できる機能はさまざまです。無料テーマであればcocoonがおすすめです。
設定したいテーマを有効化すれば完了です。WordPressかんたんセットアップでテーマを選んだ場合も、このステップで有効化だけ行う必要があります。
サイト名とキャッチフレーズを決める
[設定]→[一般]でサイトのタイトルと、キャッチフレーズを決定します。
プラグインの導入
プラグインとはWordPressの追加機能のことです。
[プラグイン]→[新規追加]から特定のプラグインを検索し、有効化することでWordPressの標準装備では整っていない機能をお好みで追加することができます。
>>【保存版】WordPressで最初に導入すべきおすすめプラグイン12選【必要最低限のみ】
まとめ
WordPress導入の説明はいかがだったでしょうか。
ConoHa WINGのWordPressかんたんインストールを使えばだれでもすぐにWordPressをインストールし、ブログを開設することができます。
いよいよブログを書く準備が整いました。ブログを書いて副業に挑戦しましょう。
以上、<【画像付き解説】ConoHa WING|WordPressのインストール>という話題でした。