Lightroomでは読み込んだAVI MOV、MP4、AVCHD形式などのビデオファイルを再生し、編集や書き出しをすることができます。
この記事ではLightroomにおけるビデオファイルの取り扱いに関する基本事項を解説します。
ビデオファイルだけの表示
Lightroomのライブラリモジュールでは簡単にビデオファイルの表示だけに絞ることができます。多くの画像ファイルの中から1クリックでビデオファイルだけに絞れるので積極的に活用しましょう。
ライブラリーフィルターの属性で絞る
ラブライブモジュールの上段にあるライブラリーフィルターの「属性」をクリックします。属性をクリックすると右側に「種類」という項目があるので、「ビデオ表示」をクリックするとビデオファイルだけに絞れます。


スマートコレクションで絞る
ライブラリモジュール右側のスマートコレクションでビデオファイルのフォルダがあるので、スマートコレクションで絞ることもできます。

>>Lightroomのコレクションとは?写真をテーマで管理しよう
ビデオファイルの基本操作
ビデオファイル(ビデオファイルは左下に時間が表示されています)を開き、再生したりコマに移動する操作を覚えましょう。
ビデオファイルを開いて再生する
ビデオファイルを再生する場合は、再生するファイルをダブルクリックするかルーペ表示アイコンをクリックして、ルーペ表示にします。

ルーペ表示でビデオ再生コントロールバーのボタンをクリックするとビデオが再生します。
コントロールバーのマーカーを左右に移動させると、サムネイル上でビデオをコマ送りで表示します。

ビデオを一時停止する
コントロールバーのボタンをクリックするとビデオが一時停止します。
ビデオファイルの一部を静止画としてキャプチャする
再生中のビデオファイルから静止画としてJPG画像をキャプチャすることができます。
- キャプチャを撮りたい箇所でビデオを一時停止にする
- コントロールバーの「フレーム」ボタンをクリックして「フレームをキャプチャ」を選ぶ
- キャプチャされた画像が、ビデオファイルのサムネイルの右側に作成される(グリッド表示で確認する)


ビデオファイルのサムネイル画像を作る
ビデオファイルの一部分を使って新しいサムネイル画像を作ります。
- サムネイル画像にしたい箇所で一時停止にする
- コントロールバーの「フレーム」ボタンをクリックして「ポスターフレームを設定」を選ぶ
- ビデオのサムネイル画像が2で設定したフレームの画像に変わる


ビデオファイルの不要部分をトリミングで削除する
ビデオファイルの必要な部分だけを残して、不要な部分をトリミングします。
- コントロールバーの時間インジケータ表示ボタンをクリックし、ビデオフレームを表示する
- 開始マーカーと終了マーカーをドラッグして移動させ、不要な部分を取り除く
- 「書き出し」をクリックしてビデオファイルを書き出す



ビデオファイルに色調効果を加える
Lightroomではビデオファイルに詳細な色調効果を加えることはできません。しかしクイック現像で簡単な色調補正やモノクロなどの効果は適用できます。
- ビデオのサムネイルを選択し、クイック現像パネルを開く
- クイック現像パネルでビデオのホワイトバランスや明るさ、彩度を調整する
- 「書き出し」をクリックしてビデオファイルを書き出す



まとめ
ビデオファイルの取り扱いに関する説明はいかがだったでしょうか。
Lightroomはビデオ編集ソフトではありませんので、トリミングや簡易的に色調を調整する機能しかありません。本格的に編集したい場合は別の専用ソフトをおすすめします。
以上、<Lightroomでビデオの操作・編集・書き出しをしよう>という話題でした。
>>【徹底解説】初心者向けまとめ!Lightroom Classicの基本と使い方
